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計画建物は、木造平屋の築100年以上の古民家に、1978年に増築された建物がくっついた199㎡の住宅である。80歳の夫人が一人で住むには広すぎ、また断熱が貧弱なため冬はとても寒く、寝起きをされている主寝室から、キッチンやお風呂は離れ、生活導線が長く、少し脚も悪いため今後の生活を考えて、生活導線や温熱環境も含めた住環境の改善を希望された。
一人で快適に暮らせるコンパクトで、光熱費のかからず暖かく健康に暮らせる住宅とするために、1978年に増築された部分に生活に必要なすべての機能をまとめ、主寝室の近くにトイレ、浴室、キッチンを用意し、また段差のない玄関を新設して、短い生活導線で快適に暮らせる住宅とした。改修工事中も既存母屋部分でこれまでどおりに生活していただき、工事と引っ越しに対して極力ストレスのない計画とした。
改修部分の断熱性能は断熱等級7に近いUA値0,23W/㎡Kとし、冬暖かく快適な住空間を実現し、屋根には太陽光パネルを5.7kw載せ、エネルギーや光熱費の少ない住宅を実現している。また耐震についても改修部分については、耐震等級3相当の強度を確保し、安心して暮らせる住宅としている。
2023年
所在地 :長野県松本市
用途 :住宅
工事種別:リノベーション
構造種別:木造
規模 :平屋
延床面積:82㎡
2024年性能向上リノベデザインアワード:ゾーン断熱賞受賞

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